畳について (構造と材料)
畳の構造の名称
畳は主に「畳表」「畳床」「畳へり」の3つの材料から成り立っています。
畳の材料
畳表に使われるい草は4,000本以上。
さまざまな工程に「快適」を生み出す工夫があります。
畳表の材料のい草は多年生の植物。熊本、広島、岡山、福岡、高知などを中心に栽培されています。
い草の苗の手植えは真冬にスタート。
春、新芽の発育を促すためにい草を45cmほどの長さに切り揃える先刈りという作業を経て、夏、1.5mほどになったものを刈り取ります。
畳表の製造工程ではじめに欠かせないのが泥染め。
これはい草の独特の色・ツヤ・そして香りを引き出すために行われます。
そして織機で畳表に編んでいく作業。畳一帖分に使用されるい草は約4,000~5,000本、高級なものになると7,000本ものい草が使われます。経糸は主に麻糸と綿糸で、高級品にはマニラ麻糸が使われます。畳一帖分、2m8cmの長さの糸が136本も使われ、1時間弱で編み上げられます。
経糸(たて糸)には、マニラ麻糸、麻糸、綿糸、化繊糸があります。
上級品
上級品表
新調上級品
焼け方
中級品
中級品表
新調中級品
焼け方